設計した道路を
始めて走った時、
景色が違って見えた。

2016年入社

小室 尚隆

開発部開発課 
係長

福島県中島村出身・茨城大学理学部卒

入社から現在までの経歴

2016年
入社 技術部技術第一課
2017年
技術部技術第三課
2018年
開発部開発課
〜現在

藤建技術設計センターへの入社の決め手は何でしたか?

学生の頃から数学を勉強するのが好きで、数学の知識を活かせる職業に就きたいと考えていました。土木設計や測量調査の業務に得意分野を活かせることに気づいたのが入社を決めた理由です。特に数学で培った論理的な考え方は、普段の業務で役立っています。根拠となる数値や条件から正解を導いていく過程に、共通するものがあると思っています。
当社では許認可の申請など幅広い業務があり、それぞれの得意分野・力を活かせる場があります。

印象に残っている仕事について教えてください。

現在は風力発電事業の設計に関わっています。発電所を結ぶ道路や敷地の設計が主な仕事で、レーザー測量を用いて地形を把握し、公道までのルートを選定して、仕様を設計します。
これまでに印象的だったのは、道路の下に送電線を通すプロジェクトです。新設する太陽光発電所から既設の鉄塔まで約27km。途中には市街地も橋梁もありました。考えなければいけないことが多いうえ、様々な許認可・審査をクリアする必要がある難易度の高い仕事でした。
大変なことはありますが、この仕事には、自分が考えたことがカタチになるという大きなやり甲斐があります。設計から完成まで約1〜2年ほどかかりますが、悩みながらも解決した箇所がちゃんとカタチになり、実際に車で走った時は感慨深いですよ。もちろん設計中は何度も現場を歩くのですが、CAD上では周りの風景とどう馴染むのか想像しきれない。現実に完成したのを見ると、この風景にこう映るんだと、ひと味違った景色に思えます。

仕事をするうえで大切にしていることはありますか?

業務のゴール地点を思い描くこと。意図や目的がわからないまま仕事を進めないことです。
最終的に人が使うイメージを持つこともそうですが、そもそも道路を造るには必ず目的があります。利便性の高い道が必要なこともあるし、通行止めにして関係者だけが使うこともあります。クライアントが望む結果を共有し、その軸をブラさないように仕事を進めることを心掛けています。

DAILY SCHEDULE
  • 出社〜掃除

  • メールチェック

  • 図面作成

  • 昼食

  • 打合せ用資料作成
    法律や様々な条件があり、思うように業務が進まない時には、似た案件の成果を参考にしたり先輩や上司にアドバイスいただきながら解決しています。

  • 退勤

入社を希望するみなさんにメッセージをお願いします。

当社には長年の実績に裏付けられたノウハウが蓄積されています。そのノウハウを活かし、県内でも当社にしかできない仕事に取り組み、地域と一緒に発展していきたいと思っています。
企業風土としては、社員が要望することについて、迅速に取り組んでくれる会社です。入社して6年経ちますが、各種福利厚生や資格取得制度の充実など、よい方向に変化しつつあります。今後も大きく変わり続けていくと思いますので、その中で新入社員のみなさんと一緒に仕事ができれば幸いです。